先輩社員インタビュー

TREE Digital Studioは
挑戦できる機会に恵まれた会社
視聴者のリアクションが
CG制作のモチベーション

INTERVIEW_02

原 恭平

Kyohei Hara

LUDENS事業部 CGデザイナー

CGデザイナーへの夢の入口は
3DCGの大作映画でした

子どもの頃から映画が好きで、「ターミネーター」や「ジュラシックパーク」など実写+CGの大作映画に触れて育ちました。僕がCG技術に興味を持った入口は映画の影響が大きいですね。CGの専門学校に入学後も、映画を何本もレンタルし、部屋にこもってずっと見ていました。ゲームも好きで、ハマると寝食も忘れるくらい毎晩遅くまでやっていました。ゲームのCGのクオリティーもどんどん上がっていて、興味深かったです。
映像系のCG制作をやりたかったので、就職活動では映画やCM、ミュージックビデオに携わっている会社を前提に探したらTREE Digital Studio(当時の株式会社ルーデンス※)にたどり着きました。書類選考では、当時のルーデンスが制作したCMや世に流れているCMを研究して、自分なりにブラッシュアップし、いろいろな作品をオマージュしたオールCGの架空のCMを作って提出しました。それが評価されて、1社目で内定をもらえたのはうれしかったです。

※TREE Digital Studioは(株)デジタル・ガーデン、(株)TTR、(株)ルーデンス、(株)メディア・ガーデンが統合して2021年1月に設立されました。

CMが完パケになるまでの
制作過程が学べる会社

僕が所属するLUDENS事業部は、主に撮影した実写素材に合成するCGを作っています。それ以外にもフルCGの作品であれば、絵コンテに沿って映像としてCGを作ります。
CGデザイナーには「スペシャリスト」と「ジェネラリスト」の2タイプがあり、「スペシャリスト」はキャラクターを作る“モデラー”やそれらを動かす“アニメーター”など、1つの分野に特化して制作する人です。「ジェネラリスト」は全行程をある程度ひとりで対応する人で、LUDENSのデザイナーは皆ジェネラリストとして入社します。
TREE Digital Studioには映像編集の部署があるので、CG制作だけでなく撮影された素材にどのような編集作業をするのかや、完パケになるまでの流れも教わりました。こうしてCMができるまでの一連の流れがリアルに把握できるのは、この会社の魅力のひとつです。全体像が見えていると、制作過程での心構えや意識も違ってくると思います。

プロの洗礼を受けたアシスタント時代

入社して一人前になるまで、2年ほどはアシスタントで、モデリングやアニメーション、コンポジット(合成)など、CG制作の一般的な工程の流れをひと通り教わりました。最初にやった仕事は今でも忘れられません。グリーンバックで女優さんだけが映っている素材に空を合成する作業でした。ところが、普通の空の写真を撮って合成しても、合成感がすごく出てしまって全然魅力的になりませんでした。空を配置するだけの単純作業でも、プロはかなり深くまで考えて緻密に計算しているのだと思い知りました。
当時はマスク切りもよくやりましたね。比較的誰でもできる作業ですが、自分がやった作業も作品の一部に組み込まれるので、アシスタントとはいえプロのレベルが要求されます。自分が担当した作業の影響で修正が入ってしまうことは避けなければなりませんが、正直、最初のころは数えきれないほど修正が入りましたね。当たり前のことですが、どんなに小さな仕事でも、任される仕事は全部プロとしてやらなければいけないのだと認識させられる日々でした。そうやってトライ&エラーを繰り返すうちに、失敗しそうな予測も立てられるようになり、今は経験値が上がってきたことを実感できるようになりました。

観客のリアクションが分かる
3DOOHを手掛けたい

今注目されているVRやAR、ラスベガスに登場して話題の球体LEDスクリーンで楽しめるCG映像など、多くの人に楽しんでもらったり喜んでもらったりするエンタメ性の高い作品を提供できるところに、CGの可能性や将来性を感じています。
僕はCGデザイナーとしてデビューしてから、屋外広告(OOH)の3DCGをいくつか手がけました。最近手がけたのは大型ビジョンから動物が飛び出して見えるような映像です。実際に自分も現地に寄ると、通りすがりの人が立ち止まって見てくれたりスマホで撮影していたり、反応が分かるのでうれしいですね。また、ニュースに取り上げられたりSNSで感想を知ったりすることでも手応えを感じます。今後も、お客さんのリアクションが見られるような作品作りに携わりたいです。
TREE Digital StudioのLUDENS事業部には、どのような内容の案件の依頼がきているのかが、ひと目で分かる仕組みがあります。興味のある案件に気軽に手を挙げられるので、挑戦する機会がすごくいっぱいある会社です。手を挙げた仕事が必ずできるとは限りませんが、自分で選ぶ余地があるのは恵まれた環境だと思います。

自主性と忍耐力のある学生を
歓迎したい

自ら学んで努力するような自主性がある人と一緒に働きたいですね。アシスタントは、CGを作る過程を1から10まで教わろうとするのではなく、できるだけ自分で考えて作ってほしいです。たとえ間違えることがあっても、何度も積み重ねていくことが大切です。自分の力を試すくらいの意気込みでまずは作ってみて、それが実際の作品に組み込まれたら達成感も違ってくると思います。
CGデザイナーは1日中座りっぱなしで作業することもあるので、忍耐力があった方がいいです。そのためには、今のうちにいろいろな経験をしてください。自分の時間を自由に使えるのは学生の特権です。そして、どんなことでも乗り越えられれば、その経験はこの仕事に生きてくると思います。TREE Digital Studioで人々に注目される楽しい作品を作りましょう!

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