先輩社員インタビュー

DITという新しい
キャリアのかたち
撮影現場に欠かせない
品質を守るプロフェッショナル

INTERVIEW

德田 瞬

Shun Tokuda

CRANK事業部 DIT

建築を学んでいた僕が
映像制作に惹かれた理由

大学時代は建築デザインを専攻しており、ゆくゆくは建築関係の仕事を目指すつもりでした。そんな中で出会ったのが、大学の映画制作サークルです。もともと映画鑑賞が好きだったので、作る方も面白そうだな、と興味を持ちました。サークルでは、脚本・監督・演出などを経験し、映像づくりの面白さに完全に魅了されましたね。
就職活動の当初は監督や演出を目指せる制作会社を中心に受けていましたが、就活仲間との情報交換で撮影部やDITという職種を知りました。自分で調べていくうちに、技術で映像作品を支える仕事に魅力を感じるようになり、途中から進路を転換したのです。
しかし、当時はDITという職種があまり知られておらず、採用している会社自体が少なかったので、応募はTREE Digital Studio(※当時のデジタル・ガーデン)一本に絞りました。秋ごろに実施されていた採用選考に応募し、ご縁をいただき2020年に入社しました。

※TREE Digital Studioは(株)デジタル・ガーデン、(株)TTR、(株)ルーデンス、(株)メディア・ガーデンが統合して2021年1月に設立されました。

撮影の全工程に関わる
DITの仕事とは

DITは撮影前の機材チェック、現場でのクオリティ管理、撮影後のデータ管理まで幅広い業務を担当します。監督やシネマトグラファーの意図を理解しながら映像の状態を管理し、撮影データの品質を守る重要なポジションです。一言でいえば「映像の品質を守る責任者」ですね。
撮影前は、香盤表(撮影スケジュールや各シーンの進行・役割などをまとめた管理表)に沿って必要な機材を準備し、撮影意図に合わせてカメラ設定を行います。
撮影現場では、撮影スタッフが映像を確認できるようモニタリング環境を設計・管理します。撮影規模によっては10台以上のモニターを扱い、それぞれに異なる映像を出力します。
またDITは、カメラ設定や映像の見え方を確認しながら、監督やシネマトグラファーの意図に沿って映像のクオリティを管理する役割も担っています。例えば「このカメラのスペックならこの設定の方がよい」「照明をもう少し調整した方がよい」といったように、撮影内容を見ながら改善の提案を行うこともあります。簡易合成や整合性チェックなどの作業も行いますが、そうした業務も含めて、撮影現場で映像の状態を管理し作品全体の品質を支えています。
撮影後は、収録データの色味や露出、フォーマットなどをチェックし、バックアップやデータ変換を行います。作品全体を理解しながら撮影現場を支え、編集スタッフへデータを引き渡すところまで責任を持つのも、DITの大切な仕事だと思います。

データマネージャーを経て
2025年DITデビュー

入社後、すぐにDITになるわけではなく、数年間は「データマネージャー」として撮影データの管理を中心に行います。それと並行してDITのアシスタントに付いて学びながら、少しずつ自分の仕事を増やしていきます。データマネージャーとして一人で撮影現場に出ることもあれば、アシスタントとしてDITをサポートすることもあります。
僕はデータマネージャーを5年経験してDITになりましたが、DITになるまでの期間は人それぞれですね。僕の場合は、いつも現場に呼んでくれるシネマトグラファーがいて、少しずつDITの仕事も任せていただけるようになり、「德田くんにならDITを任せてもいいんじゃない?」と声を掛けていただいたことがきっかけで2025年にDITデビューに至りました。同じスタッフの方と何度も仕事をして、少しずつ信頼を築けたことが嬉しかったです。

ハードな撮影や重大なトラブルを
経験して成長を実感

入社1年目に、忘れられない過酷なロケを経験しました。新潟で1週間、雪の中での撮影でした。厳しい環境に加え、スケジュールも非常にタイトで大変な撮影でしたが、撮影スタッフ全員で力を合わせて乗り切りました。あの時はよく乗り切ったと思います。
海で撮影したビールのCMでは、キラキラした思い出もあります。大勢のスタッフで一斉に海に入り、カメラも水中に入れて結構深いところまで潜って撮影しました。みんなで波に揺られながらの撮影はとても楽しかったですね。
最近、大きなトラブルも経験しました。撮影部の機材管理に問題があり、撮影データが破損してしまったことがありました。通常のCM撮影だと何テイクも撮るのでなんとかなることもあるのですが、その撮影は30〜40分回しっぱなしでやり直しがきかない状況でした。僕たちは全ての撮影データをきちんと編集スタッフへ渡す責任があるので、絶対に復旧したいという強い思いがありました。先輩たちとともに、複数の復旧ソフトを使って長時間にわたる作業の末、無事にデータを復旧できました。
過酷なロケやトラブルを乗り越えるたびに、スタッフ同士の絆の深まりや自分自身の成長を感じ、楽しいロケがより一層楽しい思い出になるのだと思いますね。

様々な価値観に触れて
魅力的な人間性を育んでほしい

TREE Digital Studioは多国籍で活気のある元気な会社です。とても相談しやすい先輩、依頼を快く引き受けてくれる後輩に恵まれています。最近は現場で活躍する女性も多くなっていると感じますし、DIT部も毎年のように女性社員が入社しています。体力は必要ですが、性別・国籍に関わらず挑戦できる職場環境です。
これからDITという新しい職種を目指すなら、映像の知識はなくても、映像が好きで意欲があれば問題ありません。多くのスタッフと長時間に渡って関わるので、技術的知識よりコミュニケーションが自然に取れる人が向いていると思います。ビジネス上のコミュニケーション能力だけでなく、雑談も含めて緊張せずに人と関われるおしゃべり好きな人は大歓迎です。僕自身も「話しやすいから技術的な相談も気軽にできるDIT」になることが目標です。学生のうちに色々な人と話す機会を積極的に持って、人間的魅力と感性をたくさん磨いて、会話の引き出しをたくさん増やしてください。TREE Digital Studioで待っています!

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